50になっても未だ...

f:id:rintosite1966:20160823045509j:image

ご神木と言われる木々たちの

立ち並ぶ神社には、

よく、木漏れ日が差している。

優しく、

温かい、

こんなに暑い真夏の日差しの中でも、

その、光は柔らかい。

 

退院を控えた昨日、

仕事上がりに、

元夫の団地に掃除に向かう。

 

布団は先日干した。

ゴミも捨てた。

冷蔵庫に当面食べれる物を補給して、

掃除機かけて、

気づいたとこから、

拭き掃除。

 

前のうちの預かり人が、

ようやく自立して借りた部屋だった。

友人で、安価で部屋を提供してくれたのに、

家賃や、

ライフライン代を支払わず、

まんま県外へ行き、

その、後処理をした部屋。

 

離婚して、

家賃の安いところへと、

思っていたから、

ここへ越してもらった。

 

そう、私、が決めた。

 

「お前がおもたごっじゃが

(お前が思うままやな) 」

そう、言われながら、

ハンも押してもらった。

 

あげまんと言う言葉があるが、

さげまんなら、

日本一、世界一じゃーねーか、

な、チャンピオン気取り。

 

申し訳なさと、

発達凸凹の生き方と、

いつもリンクする。

 

「離婚したのにお世話するって、

まだ、気持ちあるんだ〜」

 

面倒だし、説明しようもないから、

口角上げて、返事しない。

どう、思われても構わない。

「あんた、当面面倒見なさいよ」

実母からも電話。

「あんたのせいだよ、男の一人暮らしは不摂生だから」

 

って、

親兄弟姉妹の多い彼と、

一人っ子の私と、

そこ、比べないんだ(O_O)

 

腹が立つやら、

情けないやら、

冷蔵庫の掃除機しながら、

洗剤が目にしみる。

 

毎度のこと、

私の受けるクライアントと、

似ている。

 

這い上がれない、

何だか天井見えない地下からの、

脱出劇を、

ずーっとやってる感。

頑張っても、

ひたすら走っても、

出口がない。

 

そう、預かり人たちと、

似ている自分に、

毎度、気づかされる。

 

あの部屋を出て行った青年の、

言い訳と似ている。

振り乱した髪から、

ポタポタと汗が落ちる。

涙と、汗は、

おんなじ味やな

 f:id:rintosite1966:20160823053015j:image